簡単に得たものは失い易い。

「ああなったらいいな」という念願だけを
心に炎のように燃やさないで、もうすでに成就した
気持ちや姿を、自分の心に描け。

欲望には苦しい欲望と、
楽しい欲望の二色ある。

二度と生まれることのできない人生の刹那刹那は、
自分というものがいつも完全な主人公でなければならない。

意志の強いっていうのと、強情っぱりとを
同じにしてはいけない。

本当に楽しいときには、楽しいなんて気持ちが
湧かないで楽しい。

「百害あって一利なし」というのが
取り越し苦労。

理想は、その人を偉大にも、はたまた、
きわめて価値なくもする原動力をもっている。